傷あと・ケロイド
治療法
外傷や手術後の創面の隆起した状態を肥厚性瘢痕と言います。同様に創面の隆起した状態にケロイドがありますが、肥厚性瘢痕と違ってケロイドは発赤・疼痛・掻痒を伴って治りにくく、自然退縮することがなく、アトピー素因を有している人に多いとされています。組織学的には両者にほとんど違いはなく、エラスチンがなくコラーゲンだけでできているためとても硬いのが一般的です。
肥厚性瘢痕に対しては再手術もよく行われ、傷あとは目立たなくなりますがケロイド体質の場合はほとんど再発してしまいます。
保存的治療にはステロイド注入、シリコンゲルシート、圧迫固定法、トラニラスト内服などがあります。ステロイド注入は比較的短期間で効果が認められますが、ケロイドの場合は再発するため、寛解状態の維持が目標となります。
ピアッシング後の合併症としては、金属によるアレルギー性接触皮膚炎、感染、ケロイドや長期間重たいイヤリングをつけることによる耳垂裂などがあります。アレルギー性接触皮膚炎や感染に対してはテフロンリングを使用し、ケロイドの場合は形成術やステロイド注入、耳垂裂にたいしては形成術を行います。
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症例写真
BEFORE
AFTER
治療費用
ステロイド注射 | 380円(健康保険) |
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ケロイド・瘢痕(皮膚腫瘍露出部)摘出 | 約6,000円(2㎝未満)~11,500円(4㎝未満) 健康保険3割負担 診察料・処方料含む |
ケロイド・瘢痕(皮膚腫瘍露出部)摘出 + 皮弁形成(耳たぶ形成) | 約16,500円(2㎝未満)~19,000円(4㎝未満) 健康保険3割負担 診察料・処方料含む ※手術・処置料は健康保険点数により計算します。 |
初診料 | 870円(健康保険3割負担) |
再診料 | 380円(健康保険3割負担) |
健康保険の初診料・再診料は、土曜日13時以降・平日18時以降のご来院やマイナンバーの提示の有無等により3割負担で10円~150円程度加算されます。
初診・ご予約について
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