顔のシワは表情筋の動きにより一時的にできたシワが繰り返し作られ、加齢、紫外線や乾燥などの要因も関与して恒常的に皮膚に見られるようになったものです。
目元などにできる小ジワの場合は表皮の関与が大きく表皮は萎縮し、直下にエラスチンの肥厚が見られこれが小じわを作っていると思われます。角層までの表層ピーリング、保湿、レチノール、ヒアルロン酸やボトックスなどにより改善されますが、イーロスプラスIR/SR等も効果的です。
額や口元などにできる大ジワは真皮結合組織の関与が大きく、コラーゲンやエラスチンが変性して皮膚の柔軟性が低下、またヒアルロン酸などの基質が減少し、さらに表情筋の動きがおおきく関与して大ジワができると考えられます。 ヒアルロン酸やボトックスなどが有効ですが、イーロスプラスIR/SRを併用するとさらに効果的です。

たるみとは皮膚、皮下結合組織、筋組織が加齢や光老化により変性し、さらに重力も関与してできる皮膚のふくらみと言ってよいと思われます。
美容皮膚科的には皮膚のほとんどを占めていて、皮膚にボリュームと弾力を与えている真皮の関与が重要です。加齢や紫外線の影響により真皮を構成するコラーゲンやエラスチンなどの蛋白が変性し、またヒルロン酸などの基質がすくなくなって皮膚のボリュームが減少し弾力が低下してたるみやシワ、また毛穴の開きなどをおこします。
頬のたるみは重力によりほほのMalar fatが下方に落ち込み頬のたるみとなり鼻唇溝は目立つようになります。
最近はイーロスプラスIR/SRなどのマシーンを使って真皮の線維芽細胞を刺激してコラーゲン・エラスチンやヒアルロン酸などの基質を増やしてたるみを改善し、毛穴を引き締めることができるようになりました。

イーロスプラスIR（ポラリス）について詳しく知る

当院のシワ・たるみ治療にはイーロスプラスIR/SR等の美容医療機器の照射による治療があります。また、目じり、眉間・おでこのシワにはよくボトックスを使用します。下まぶたや口元のマリオネットラインなどのシワや陥凹部にはヒアルロン酸注入とイーロスプラスIR（ポラリス）照射を併用して自然な仕上がりと効果が長期間持続するよう心がけています。
目の下や頬のたるみにはApple（レスチレンsubQ）を使用しますが、この方法はとても優れていて、ダウンタイムなしにお若い頃のお顔に戻ることができます。是非一度お試しいただきたい治療です。