Doctor Column院長コラム

Vol.09  感動ある神戸山手クリニック  15周年ふれあいパーティ

2017年05月03日

4月30日に15周年記念パーティを北野クラブsolaで開きました。院長挨拶をご紹介します。

ご挨拶

皆様こんにちは、本日は連休前の日曜日にもかかわらずこの様にたくさんの皆様にお越しいただきまして 心より御礼を申し上げます。ありがとうございます。

実は数か月前のことですが、15周年記念パーティを開いたらどうかという話がスタッフから提案されました。はじめの内は、あれ、どういうことかな?という思いでありました。と言いますのもクリニックの記念パーティなど聞いたことが無かったからです。ところがよく考えてみますと、当院は一般診療で満たされない方々にオリジナルの治療を提供しておりまして、そして、多くの方がその確かな効果を実感し、喜んでいただいているものと、常日頃、認識をしておりました。皆様とクリニックの絆がとても強いものがありますので、これは、ふれあいの機会を設けたほうがいいな!と思い直しまして、今日のパーティとなったわけです。

今日のパーティには3つの意味が込められております。一つは文字通り開院15周年を祝いながら皆様に感謝するということです。二つ目が皆様とクリニックスタッフがふれあって共に喜びや感動を分かち合うということです。そして三つめは、実は私は公の場において、まだ一度も当院のオリジナルの治療を発表したことがないのです。今日はこの場をお借りしまして治療の一端をご紹介してみたいと思っております。

その前に、当院の15年の歩みにも簡単に触れながらお話を進めていきたいと思います。私はもともと外科が専門でありますが平成14年4月に、100%自由診療の美容クリニックとして神戸山手クリニックをたちあげました。保険診療はそれからしばらくしてから行っておりまして、現在は美容皮膚科、皮膚科、外科などを中心に9割程を自由診療で行っています。

美容診療をしておりますと日常的に皮膚の悩みの相談を受けるわけですが、長い間、一般診療で治療を受けているにも関わらず、治らずに困っておられる方がとても多いということがわかりました。重症ニキビや難治性の敏感肌やアトピー肌、そして手足のウィルス性イボなどであります。

重症ニキビの中には抗生物質の長期投与によって体にカビが生えてしまって、カンジダ性の膣炎や膀胱炎を併発したり、ひどいニキビ顔のために極度の視線恐怖症に陥ってしまって心療内科のお世話になったり、あるいは自殺を考えたり、とても深刻に苦しんでいる若者が実はおられます。また、ひどい敏感肌やアトピー肌のために、常にイライラしていて勉学や仕事に集中できなかったり、手のウィルス性イボのために転職を余儀なくされたりして困っている方もおられます。

これらの患者さんを前にして私の外科医の本能が疼きまして、なんとかこの悩みを根本的に解決すべく開発したのがニキビのマイクロ排膿であり皮膚のリハビリテーションでありウィルス性イボに対する外科的治療であります。

特にマイクロ排膿は毛穴の中の汚れがすべて取り除かれるためにニキビが根治するだけではなく、そのあとの肌も透明感のある明るい肌に仕上がっていきます。私は初診時にどんなニキビも治ることをお約束しますが、そしてよく5倍、10倍きれいになりますとお話しをしますが、これは決して誇張や冗談ではなく本心からそう思ってお話しをしております。

また、皮膚のリハビリテーションは単に薬を塗ったり呑むだけでなく、赤く熱を帯びた肌にたっぷりの温泉水などで鎮静するトリートメントですが私が当院で一番大事にしているトリートメントであり、これからも大切に育てていきたいと思っています。

画像を少しご覧いただきたいと思います。

 

 

 

 

 

医学書によりますと日本人の9割以上がニキビを経験し、大部分は二十才頃には治るとされています。そして日本のニキビ人口は700万人弱で総人口の約5%となっています。ところが、これは12才の小学生から18才の高校生までのいわゆる思春期ニキビの話なのですね。現在のニキビは20才以上あるいは19才以上のアダルトニキビやストレスニキビが主流ですから、実際のニキビ人口はゆうに今の数字の倍以上はあると思われます。世界でいいますと総人口が約74億人ですから、その1割がニキビ人口だとしても7億人以上のニキビ患者がいるということになります。

一方で、日本のニキビ治療は世界の標準治療にもなっていますので、世界でも日本同様に薬を塗ったり服用させたりして治療が行われていることになります。したがいまして、世界にも重症ニキビで苦しんでいる方が相当数いると思われます。

そして、これらの方々が当院のマイクロ排膿によってニキビが治り、肌がきれいになって、容貌的にも精神的にも癒されて快適な生活や人生を送れるようになる可能性があるとひそかに思っているところであります。

神戸山手クリニックは小さなクリニックではありますが、たとえ小さくともそこに真実があれば光り輝く!という思いでこれからも頑張っていきたいと思います。

みなさん、今日は皆様とクリニックスタッフがふれあうパーティであります。 私をはじめスタッフが一生懸命おもてなしをしていきます。何人かのお客様にすでにお願いをしてありますがその方々のスピーチに耳を傾けながら、おいしいお酒と料理を味わいながら、そして音楽とダンスを楽しみながら喜びと感動を分かち合い、ふれあっていただきたいと思います。そして、私のおもいが少しでもお伝えできれば幸せでございます。ありがとうございました。

15年間ありがとうございました。

神戸大学医学部卒業、同第一外科入局、日本外科学会専門医。2002年4月、皮膚科・美容皮膚科・外科で開業